ドラフト制度が未整備だった時代に、大人に振り回された高校生左腕の物語
10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議は、今年で50回目を数えた。これまでに延べ4000人以上が指名を受け、数々の悲喜こもごもの人生ドラマを生んできた。その中に、今から遡(さかのぼ)ること46年前、ドラフトのルールの盲点をついた卑劣な争奪戦に巻き込まれた左腕がいることをご存じだろうか。 1年生ながら甲子園で快刀乱麻の投球を...
10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議は、今年で50回目を数えた。これまでに延べ4000人以上が指名を受け、数々の悲喜こもごもの人生ドラマを生んできた。その中に、今から遡(さかのぼ)ること46年前、ドラフトのルールの盲点をついた卑劣な争奪戦に巻き込まれた左腕がいることをご存じだろうか。 1年生ながら甲子園で快刀乱麻の投球を...
今年もドラフト会議がやってきた。毎回、ドラフトでつい期待してしまうのが「サプライズ指名」だ。今年はあるのかないのか?これまでのサプライズ指名を振り返ってみた。 ◎強行指名系 ひと口に「サプライズ」といってもさまざまなパターンがある。その中で、物議を醸すことが多いのが、希望球団、または希望進路があるにもかかわらず指名をする【強行...
23日のプロ野球ドラフト会議まであとわずか。1965年にスタートしてから、今年は記念すべき50回目の年にあたる。そこで今までのドラフトを振り返り、各年度に入団した選手が後に大活躍を果たした年、いわゆる「豊作」とよばれたドラフトに迫ってみた(表記は指名当時の名前)。 ◎空前絶後の大豊作!! 大豊作のドラフトといえば、なんといって...
野球人にとって人生交差点であるプロ野球ドラフト会議が、いよいよ本日10月23日に行われる。今年も多数の選手が12球団から指名されるだろう。 1位指名ばかりがクローズアップされがちだが、球史を振り返ると「4位指名野手」から多くのスターが生まれてきたことがわかる。そんな「ドラフト4位伝説」を振り返ってみよう。 メジャーリーグ史上に...
67勝73敗4分でセ・リーグ4位に終わった中日。谷繁元信プレーイングマネジャーのもと、奮起を誓った今シーズンだった。しかし、結果は2年連続Bクラスと振るわず、オフには10選手に戦力外通告を行い、チーム改革を進める姿勢がうかがえる。さて、今年のドラフト会議では落合博満GMのもと、どんな戦略を仕掛けてくるのか、興味は尽きない。 中...
過去のプロ野球選手には誰もおらず、メジャーリーグではベーブ・ルースしか達成していない「二桁勝利&二桁本塁打」やプロ野球最速の162 キロ計測……。プロ2年目で脅威の進化を見せている大谷翔平(日本ハム)はなぜ、これほどまでに順調な成長曲線を描くのだろうか? 高校時代から大谷を追いかける『野球太郎』で掲載した記事や、編集部...
両リーグとも優勝チームが決定し、レギュラーシーズンも終了。もちろん、両リーグのタイトル獲得者も確定した。 西武の143試合目にメヒアが34号本塁打で一歩先に出たかと思えば、144試合目に中村剛也が34号を放って、2人そろって本塁打王に輝いたり、パ・リーグ全体で最終戦となった10月7日の楽天vsオリックスでは則本昂大(楽天)が1...
「プロ野球志望届」をご存じだろうか。約3週間後の10月23日に迫ったプロ野球ドラフト会議。高校生と大学生は、この書類を提出しなければ、ドラフトで指名されないのだ。今回は選手たちの志が詰まった「プロ野球志望届」について説明しよう。 「プロ野球志望届」とは、プロに進みたいと志望する高校生、大学生選手が、その志を表明するために提出す...
いよいよペナントレースも残りあとわずか。チーム順位だけでなく、各個人タイトルも固まってきた。今季のセ・リーグで特徴的なのは、優勝した巨人に個人タイトル獲得者がほぼいないということだ。 現在、菅野智之が最優秀防御率と最高勝率でリーグ1位につけ、最多勝でも1位のメッセンジャー(阪神)に1差と投手三冠も狙える位置に付けている。だが、...
東京六大学秋季リーグが去る9月13日に開幕した。10月23日のプロ野球ドラフト会議を目前に控え、候補選手たちの活躍は気になるところだ。しかし、それとは別に注目を集めているのが、ワースト記録を更新し続ける東大野球部の連敗である。今回はこの呪縛に注目した。 勝利を知らない選手たち 現在の東大野球部の連敗が始まったのは、2010年秋...