ヤンキースの田中将大が右ヒジの靭帯部分断裂の診断を下され、故障者リスト入りしてから約2カ月が経とうとしている。権威ある4名の医師のオピ二オンを受け、ヤンキースと田中が選択したのは患部に血小板を注射するPRP皮膚再生療法という名の保存療法。8月初旬にキャッチボールを再開して以来、田中の回復状況は現地メディア、ファンの大きな関心ごとになっており、田中がボールを投げるたびにリハビリの進捗状況、復帰までの手ごたえなどが報じられる状況が続いている。
再生プログラムにのっとり、9月2日にもキャッチボールを行った田中。翌日のメディアには「マサヒロ・タナカ、投球後の状態はファイン!」の見出しが躍った。
ESPN電子版も「投球後の状態はオッケー」とタイトルをつけ、現在の田中の状況を細かく報じた。
「先週の金曜日(8月29日)にキャッチボールを行った後、腕に痛みを感じ、慎重になっていたタナカだったが、医師の診断は『腕の疲労』だった。この日のキャッチボール後の状態はノープロブレム。今シーズン中の復帰を目指すべく、引き続き、再生プログラムにそってリハビリを進めていくことが改めてチームから発表された」
あくまでも今シーズン中の復帰にこだわりを見せるヤンキース。その後、9月6日にブルペンに入り34球を投げ、順調にステップアップしているようだ。しかし、読者コメント欄を見ていると、チームが選択した保存療法に対する否定的な意見が相変わらず目につく。
「速やかにトミー・ジョン手術を行うことがベストな治療プログラムだったのではないか、といまだに私は思っている。保存療法プログラムをこのまま進めたとしても、タナカの右ヒジの靭帯がこのまま契約期間終了までにもつとは到底思えない」
「結局は手術をする羽目になると思う。そうなった場合、結局、完治までの時間を余計に費やしていることになるし、結果、お金だって無駄になる」
ファンの多くは早急に手術をすることが田中にとって「急がば回れ」の結果となり、本人のキャリアが伸びることにもつながると感じているようだ。
・2014年9月10日 gooニュース提供記事
http://news.goo.ne.jp/article/yakyutaro/sports/yakyutaro-20140904145813679.html?pageIndex=2
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