「走者は衛星」という観念で完成させた健大高崎の「機動破壊」の真髄に迫る
今夏の甲子園大会で野球ファンに衝撃を与えたのは、健大高崎(群馬)の走って相手チームを”壊す”野球「機動破壊」だろう。選手1人で1大会最多盗塁のタイ記録に並ぶ8盗塁、チームでは1試合11盗塁、4試合で合計26盗塁を成功させ、文字通り相手を戦術的・精神的にも崩壊させた恐ろしい戦術であった。今回はこの「機動破...
今夏の甲子園大会で野球ファンに衝撃を与えたのは、健大高崎(群馬)の走って相手チームを”壊す”野球「機動破壊」だろう。選手1人で1大会最多盗塁のタイ記録に並ぶ8盗塁、チームでは1試合11盗塁、4試合で合計26盗塁を成功させ、文字通り相手を戦術的・精神的にも崩壊させた恐ろしい戦術であった。今回はこの「機動破...
独立リーグ・石川ミリオンスターズ所属で、GM兼投手の木田優夫が9月14日、引退試合を行い、28年の現役生活に別れを告げる。前日には親交の深い明石 家さんま氏も球場にかけつけ、臨時コーチに就任するという。日米球界、さらには芸能界でも活躍した木田優夫の異色の野球人生を振り返ってみたい。 甲子園未出場ながら巨人ドラフト1位 木田は1...
今夏の甲子園は、九州国際大付(福岡)や東海大相模(神奈川)、智辯学園(奈良)など、大会前の下馬評が高かったチームが相次いで初戦敗退。波乱含みの大会であったといえるだろう。 そんななか、噂に違わぬ結果を残したのが大阪桐蔭(大阪)だ。今大会も勝ち星を積み重ね、夏は2年ぶり4度目、春夏合わせると5度目の優勝を成し遂げた...
夏の甲子園大会第9日、第3試合で行われる予定の明徳義塾高vs大阪桐蔭高は「3年連続の因縁の対決」にあたる。2012年準決勝、2013年3回戦に続いて、3年連続で同一カードが甲子園で実現したのだ。センバツでは1937(昭和12)年から1939(昭和14)年に東邦商vs岐阜商が対戦しているが、96回を数える夏の甲子園の歴史において...
お久しぶりです。ラガーさんです。いよいよ夏の甲子園大会が始まりますね。読まれるタイミングによっては、すでに大会は始まっているかもしれ ませんね。どんな展開になるのか、どんな試合になるのか、楽しみで、ワクワクしてちゃんと寝られるか心配です! まずは、ラガーさんの近況報告をしますね。 ◎またまた本を出しちゃいました 今年のセン...
全49代表が出そろい、初戦の対戦も決まった第96回全国高等学校野球選手権大会がいよいよ開幕する。大会を盛り上げるのが、毎年のように甲子園球場に現れる”怪物”たちの存在だ。今回は『野球太郎』が自信を持ってオススメする、今大会屈指の注目選手を一挙に紹介しよう。 大会屈指のスラッガーは 今大会でもっとも注目を...
甲子園球場で行われたオールスターゲーム第2戦に先発登板したのが、セ・リーグは藤浪晋太郎(阪神)、パ・リーグは大谷翔平(日本ハム)だった。若武者たちの投球にファンは酔いしれた。 奇しくもそのわずか4日後、2人と同じ歳のプロ野球選手が、度重なる不祥事への処分を乗り越えて、マウンドに帰ってきた。その選手の名前は、相内誠(=登録名・誠...
7月18日に開幕した第85回都市対抗野球大会。今年は85回記念大会ということもあって、例年より2チーム多い34チームが出場し、29日の決勝戦まで東京ドームでしのぎを削る。この都市対抗野球大会ならではの制度と言えば、各チーム3名まで認められている「補強制度」だ。その成り立ちも含め、補強制度から改めて都市対抗野球大会を掘り下げてみ...
大谷翔平(日本ハム)が交流戦で160キロを連発。一方で、杉内俊哉(巨人)が計測不能の超スローボールを投げたりと、今季はいつも以上に投手の「球速」が話題にのぼることが多い。そこで、日本野球におけるスピードガンの歴史を振り返ってみたい。 ◎日本で初めてスピードガンを導入した広島 スピードガンが日本に伝わったのは1976(昭和51)...