お久しぶりです。ラガーさんです。いよいよ夏の甲子園大会が始まりますね。読まれるタイミングによっては、すでに大会は始まっているかもしれ ませんね。どんな展開になるのか、どんな試合になるのか、楽しみで、ワクワクしてちゃんと寝られるか心配です! まずは、ラガーさんの近況報告をしますね。
◎またまた本を出しちゃいました
今年のセンバツ大会直前、僭越ながら『甲子園のラガーさん』(オークラ出版)という本を出版させていただきました。本を1冊でも世に出せたことに感激していたのに、なんともう1冊、本を出す機会をいただきました。
それが先月発売した『ラガーさんの 嗚呼、青春の甲子園あるある』(オークラ出版)です。280個以上集めた「あるある」も楽しんでほしいのですが、ラガーさん的オススメは、3つのインタビューコーナーです。
☆上重聡さん(日本テレビアナウンサー/元PL学園の投手。1998年の「PL対横浜、伝説の延長17回の死闘」を演じた)
☆大屋博行さん(アトランタ・ブレーブスのスカウト)
☆三田紀房さん(漫画家/大人気高校野球漫画『砂の栄冠』の作者)
という、甲子園大会を知りつくした3人の野球人にお話を聞きました。「阪神園芸は年に一度、PL学園のグラウンドも整備している」など、ここでしか聞けないマル秘エピソードが満載なので、このコーナーだけでもぜひ読んでいただきたいです。
◎甲子園練習は発見の連続でした!
今年は3日から始まった甲子園練習も堪能したいと思い、いつもよりもはやく、甲子園に行っちゃいました! いつもは開会式リハーサルに間に合うように来ているので、甲子園練習を見るのは実は今年が初めてです。「甲子園バックネット裏の住人」なんて呼ばれているラガーさんですが……。「何で今まで見てこなかったんだろう……」と後悔してしまうほど楽しかったです。
甲子園練習は1校につき30分。「こんな短い時間じゃ、やれることなんて限られるんじゃないか?」と思っていたんですが、守備練習あり、打撃練習あり、その他、チーム毎に独自の練習法ありと、30分の短い時間にギュッと凝縮されているので、見ていて全く飽きませんでした。
そして、とても印象的だったのが広陵高(広島)の練習です。貴重な30分間の最後に、なんと校歌斉唱の練習があったんです。試合後に勝った チームがやるように、ホームベースのところに一列に並んで歌っていました。これは、勝つことをイメージする練習ですよね。さすがは全国制覇をしたことがある強豪校、一味違うなぁと勉強になりました。
◎岸投手の最後の夏の戦いに大注目です!
初日の練習が見られなかったのと、雨の影響で室内練習に切り替わった学校もあるので、すべてを見たわけではないですが、かなりたくさんの学校の練習を見ることができました。一度に、こんなにたくさんの高校球児を見ることができるなんて、とても贅沢な体験です。
その中で、ラガーさん的に気になった選手は明徳義塾高(高知)の岸潤一郎投手です。といっても投球よりも打撃に目が奪われました。2本もスタ ンド入りする当たりを放っていました。エースで4番、さらに主将ということで、かなりプレッシャーがかかっていると思いますが、ぜひとも頑張ってほしいです。ラガーさん的にも岸投手は1年夏からずっと見続けている選手なので、感慨深いものがありますね。
◎組み合わせ抽選会で、ラガーさん大惨敗です……
さて、6日には組み合わせ抽選会がありました。実はラガーさん、この組み合わせ抽選も見ようと会場に行ったんです。16時から、ということで 15時には会場の大阪フェスティバルホールに着いたんですが、その時点で、なんと満員で入れませんでした。いやぁ、ラガーさん痛恨のミスです。係の人に聞いたら、「こんなに盛況な年はあまりない」ということで、今大会の盛り上がりを予兆しているようです。
決まった組み合わせの中で、ラガーさん的オススメカードは、大会5日目の明徳義塾高vs智辯学園高(奈良)。先ほど話題にした岸投手と、高校No.1スラッガーといわれる岡本和真選手の対戦は注目です。
そして、もうひとつ大注目な試合が、大会6日目に予定されている東海大相模高(神奈川)vs盛岡大付高(岩手)の一戦です。ラガーさんが春季 関東大会から注目している東海大相模高の4人の投手と、150キロ右腕としてプロも注目する松本裕樹投手による投手戦になりそうですよね。
そういえば、甲子園練習が終わった直後の東海大相模高の様子を見に行ったら、門馬敬治監督が対応してくれて記念撮影もしてくれましたよ。ラガーさん的には、ずっと注目していることもあるし、東海大相模高に頑張ってほしいね。
実は、今回、早く甲子園に来た理由はもう1つあります。それは、早めに体を甲子園に慣れさせよう、と思ったからです。恥ずかしながら去年の大 会は序盤からバテてしまって、ついつい試合中にウトウトしてしまうことが何度かあり、これじゃダメだと思いました。ラガーさんももうすぐ50歳。体力的に は年々衰えてしまう悲しい運命です。だからこそ、ちゃんとコンディショニングに気をつけて、万全の体調で決勝まで観戦し続けたいと思います。
それでは、今年の夏も一緒に、甲子園で盛り上がっていきましょう! 不安定な天候が続きそうですが、ラガーさんもがんばります!
■ラガーさん・プロフィール
本名、善養寺隆一。左投左打。1999年から、春のセンバツ、夏の選手権大会全試合を甲子園のバックネット裏最前列で観戦。黄色い帽子とラガーシャツがトレードマーク。夢は母校の都立文京高校を甲子園で応援すること。今春、初の著作『甲子園のラガーさん』を、先月には『ラガーさんの 嗚呼、青春 の甲子園あるある』(ともにオークラ出版)を発売した。
・2014年8月10日 gooニュース提供記事
http://news.goo.ne.jp/article/yakyutaro/sports/yakyutaro-20140808163623321.html?pageIndex=2
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