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「田中将大、キャッチボール再開」から見る、米メディアとファンの温度差

「田中将大、キャッチボール再開」から見る、米メディアとファンの温度差
 先月8日に右ヒジ靭帯部分断裂の診断が下されて以来、一切の投球を中止し、患部に血小板を注射する「PRP皮膚再生療法」を中心としたリハビリ生活を送ってきたヤンキースの田中将大。その間、メディアに名前が登場する機会はほとんどなかったが、現地時間の8月4日、約1カ月ぶりにボールを握る ことが球団から発表されると各マスコミ媒体はすぐさま『タナカ、キャッチボール再開へ』との見出しをつけた記事を掲載。長期離脱が確実となるトミー・ジョン手術を回避できるかどうかを左右する重要なテストの意味合いもあったため、大きな注目を浴びるキャッチボールとなった。最長20メートルの距離で軽く 25球を投げ終えた田中は「痛みはない。ひとつステップアップすることができてホッとした」とコメント。
  ニューズデー紙は『キャッチボールを終えたタナカにヒジの不快感なし』と見出しをつけ、「手術は回避できそうだ。今後は右ヒジの状態を確認しながら段階的にキャッチボールの距離を伸ばし、早ければ8月15日前後にブルペン投球を再開し、順調ならば9月にチームに戻れる見通し」と復帰までの青写真を報じた。
 しかし、読者コメント欄からファンのコメントを拾うと、「喜ばしいニュースではあるが、いずれは手術をすることになるとしか思えない」という投稿が目につく。
「ヤンキースはなにを考えてるんだ。部分断裂した腱が完全につながることはない。さっさとトミー・ジョン手術をして完全な状態でマウンドに戻した方が彼の野球人生にとってはプラスに決まってる」
「まだ25歳だろ? 手術でシーズンを1、2年棒に振るなんて残りの長いキャリアから考えたらたいした問題じゃないじゃないか」
「プレーオフ出場がかかっているというチーム事情から、今季中に復帰のできる可能性を残したんだろうけど、この判断には賛成しかねる」
 どうやら「1日でも早く手術をすることで1日でも早く完全な状態でマウンドに戻ってきてほしい」と願うファンの方が多い模様。復帰を目指す田中の動向には今後も多くのファンの関心が集まりそうだ。
・2014年8月6日 gooニュース提供記事
http://news.goo.ne.jp/article/yakyutaro/sports/yakyutaro-20140806155918207.html
※イマジニア株式会社ナックルボールスタジアムが著作権その他の権利を有する記事コンテンツを、gooニュースで配信したものです。
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